モラサバか、ウィズモラか。

わたしのモラハラ渦は

結婚前から始まっていて


それは私の世間知らずさや

お人好しの愛すべき実家の両親。

母に愛されたくて

被害者体質的に育ってしまった

わたしの生育暦も


少なからず

関係していたとは

思うけど


かといって

責任はない。


それは

向こうの嘘から

始まったのだ。


まんまと

騙されて網にとられ

婚姻してから

30年もののモラ渦だけれど


逃げ出すに値する

出来事は義実家の問題も含めて

ありすぎるくらいだったけど


人が持つ慣性の法則かな。


習慣を変えたくないのは

人間の本能。


最初の頃は

虐待されている概念すらなくて

ハネムーン期のモラになるたび

こちらがほんと

いつかはきっとという

あてもない未来を

先延ばしして。


子どもはそれでも慕っていたし

なんとか家庭を建て直そうとか

私はわたしで、もがいてきた。



もがきながら、恨んでいた。

憎んだり怒ったり。



精一杯生きてきたから

そんな自分を否定はしない。


けれど

未熟な男と女は

子どもの心を

守ってあげれなくて

たくさん子どもの心を

傷つけたこと。


そのことは

今も悲しくて

申し訳ない。



時が過ぎ

子どもは

大人になって巣立ち


私がモラにまともに

向き合わなくなってから


やっとやっと

ようやく


負の感情を

押し込めることが

できるようになって



モラハラから自由に

なれたと一瞬は

錯覚できる日も多くなった。



でも現実は

見ないように

箱に押しこめているの。



お盆やお正月、

そういう

普通の営みがきっかけで

また黒い感情が

蘇ってしまうの。



自分の感情がまだ寛解に

なっていないから


モラハラから

サバイバルした

モラサバとは

いえない。


いや、別にサバイバルせずに、

ちゃっちゃと

逃げたが勝ちだった、



今までのモラ渦の

あれこれは

まだ感情が乾いていないから

パンドラの箱に

押しこめてある。


ブログに書ける日は

もっと先かもしれない。

睨む男

モラハラに詳しい人によると、

彼らには

いくつかのパターンがあるんだって。


やたらに優しいハネムーン期。


怒りや不満が爆発する怒張期。


そしてフーセンが、ぱあんとはじける爆発期。


家のモラも、面白いくらい

パターン通り。


そういえば、ここのところ

ハネムーン期が、長く続いていた。

長いといっても、ほんのニか月くらいか。


モラオが、人を睨んだり

怒鳴ったり、バタバタ不快なモラ音を

わざとたてたり、

ついに、暴言キレて

破壊行動にはいったり


という、一連の不快な嫌がらせが

なかっただけ。


普通の人間みたいに

おはようをたまに言ったり

休みの日には、そのへんを

一緒に散歩したりもできたよ。

人をバカにすることも

怒張期よりは少なかった。



だからこの人は本当はいい人なんだ。

とはさすがにもう思わないけどね。



それが、ずっとは続かない。


必ず、周期的に怒張期に入る。

ほんと、何か脳のお薬を処方して

ほしいくらい。



いまは、ようやく怒張期に

入りました。


帰ってきて

洗濯物が干してあるのもなぜか

気に入らないし


何を言っても攻撃のマトになる。

さっきなんて、さあ❓と言っただけで

ふざけんな!!○▽◇と、

わーわー、キレてわめいて

すごい勢いでドアを閉めたよ。



食事のときになっても、まだ執念深く

無視して人を睨みつけて

いたよ。


あの眼。


睨みつけるのは、結婚前からだった。



二人でドライブに行ったとき、

何も原因がないのに、わたしを

時々、すごい目で睨みつけていた。



スタスタと、一人で先に行くことも

多くて、立ち止まって

また人を睨む。


そんな男と、よく今まで

一緒にいられたよねと

こういう話を人にすると

きっと呆れられる。


うん。


蛇に睨まれたカエルだったの。

洗脳されて、逃げ出せなかったのかな。


わたしが悪い、わたしが悪い。



何かをどうかすれば

二人の仲は良くなるんじゃないかって

愛され妻になるんじゃないかって。



ばかばかしくも、健気だったよ。


なぜ彼が私を睨むのか。


わたしが羨ましいから。


自分にないものがあるから。


空っぽの自分は勝てないから。


睨むしかないんだなあって。


モラを理解したいわけじゃない。


ただ、1日のなかで自分の

不快な時間をなくしたいの。


嫌なこと、つらいことは

みんなここに吐き出して

忘れたいの。

モラのことなんて

いつも考えていたくないよ。


さ、いまから

何しようかな。

機嫌ワルイのがディフォルト

湿気70パーセントらしい。梅雨らしくどんよりとした空だ。とはいうものの、大人になってからは梅雨は嫌いではなかった。盛夏がきてしまえば、線香花火が終わるように、あっというまに秋がくる。それが侘しくて寂しくて、夏のマクアケを待つ梅雨が好きになった。


朝、狭いリビングでお互い体がぶつからないように微妙にさけながら、すれ違う。


たいていモラ夫は機嫌が悪い。

機嫌が悪くてディフォルトなのだ。


顔色を伺いたくなくても、気質なのだろうか。

そばにいると、機嫌をつい感じてしまう。


それに対して、へんに責任を感じていたのだ。

最近までは。いや、いまでもまだ抜けきれていない。


機嫌の悪いのは、私のせい❓

何かした❓

何か言った❓


原因なき原因を探してしまう。


こどもの頃、育った家では

機嫌の悪いオトナはいなかったもの。

父も母もおおらかに、笑っていたんだよ。


その場にいる人の機嫌が悪くても

罪悪感を感じることはない。


機嫌はその人の責任に返せば

いいんだよ。

機嫌わるくしていたい人は

そうしていたいんだよ。


おおらかに笑ったり、

ものごとを良いふうにとらえて

おひとよしで、ちょっとばか。


それは私の生き方だから

人に強要しなくてもいい


目の前のモラオのように

そういう生き方のできない人もいる

機嫌悪くしているのが

落ちつくの。慣れ親しんだ反応なの。

モラオは小心者だから

自分を壊されたくないの

変わるのが怖いの。


だから、ほっとこう。


私はわたしで、きょうという

小さな梅雨の1日が

眼に映るものが

しあわせで、機嫌の良い世界でありたいから。